横紋筋融解症の検査

これは、血液検査と尿検査で分かります。

血液検査では、CPKという筋肉の崩壊で上昇する値が
高値を示します。他に、肝機能で有名なGOT,GPTも
高値を示しますが、これらは、同じものを見ています。

そして、その本質は、ミオグロビンという筋肉が
崩壊してきたときに出る物質で、これが、血液中と
尿中で高値を示したときには、臨床症状と合わせて、
確定診断となります。

これらは、当然、病院で検査するしか、確認する手段は、
ありません。

他に、腎臓の機能を測る検査であるBUNとクレアチニン
という値もあります。

横紋筋融解症で一番怖いのが、ミオグロビンが目詰まり
を起こすことによる急性腎不全ですので、この腎機能の
値も重要になってきます。

いずれにしても、データに異常がある場合、医師の判断に
よって、原因薬剤の中止や入院加療が必要になる場合が
ありますので、この病気を疑ったときには、やはり、
速やかに病院受診をすることが必要となってきます。

どんな病気も同じですが、早期発見、早期治療によって、
予後が良くなることが期待できます。